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2022年5月21日に世界遺産識名園で、昔ながらの宮廷結婚式を挙げた伊佐・宮城様。

梅雨真っ只中でしたが、天がお二人を祝福したかのように、その日は奇跡的に晴れ

ました。

青空に映える爽やかなブルーの紅型打掛の新婦様と、金襴の重厚な着物の新郎様。

ちょっと緊張気味の中にも幸せ感が溢れています。

新婦の愛美さんが着用している琉装はナント、ご本人のお手製!

紅型打掛だけではなく下から着ている胴衣(ドゥジン)、裳(カカン)もお手製です。

この組み合わせは王朝時代の第一礼装といわれ、高貴な身分の人しか着ることはできま

せんでした。

なかなか紅型では見ることのない爽やかなブルーと、浜昼顔、オオゴマダラ、リュウキュウ

アサギマダラ、うみうちわ(海藻)、貝殻などをモチーフにした、とても個性的で印象に残る

作品です。

 

《宮廷結婚式>提灯持ちの子供達に先導されての入場シーン。

洋の東西を問わず殆ど男性が執り行っている司式ですが、沖縄では古来より女性がその役割を

担ってきました。王朝時代には「ミソレーパーパー」と呼ばれていました。

 

紅型打掛には後日談があります♪

6月にイタリアのミラノで開かれた展示会(Milano salone satelites)に出品したのです。

国際家具見本市の中の若手作家・スクールが展示するエリアで、日本からは2校が抽選で

選出されました。愛美さんたちは沖縄県立芸術大学 工芸専攻の選抜展として作品を展示。

紅型打掛は形態も珍しく、色も目を引いたので来場者の方も興味を持って見てくださった

ようです。ミラノでの紅型のお披露目、素晴らしいですね♪

力也さん、愛美さん、いつまでもお幸せに!!!

 

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