
令和3年3月6日、世界遺産・識名園で宮廷結婚式が行われました。
新郎の敦さんは神奈川県出身で在沖6年目。地元出身の舞子さんと結婚した敦さんは
沖縄でいうウチナームーク(沖縄婿)となった訳で、皆から大事にされること請け合い
です♪
コロナ禍の影響で結婚式の日取り変更を余儀なくされたり、招待客も当初予定の半分位に
抑えたりと、様々な調整を経て無事にハレの日を迎えたお二人です。
識名園と琉装姿がとても調和して、まるで王朝時代にタイムスリップしたようですね。
お二人が選んだのは琉球王朝時代の婚礼を再現した「宮廷結婚式」、場所は王様の別邸だった
識名園で、古典音楽が演奏される中古式ゆかしく執り行われました。
沖縄では古来より女性が式を司ってきたという経緯があり、宮廷結婚式でも女性の司式者が
味わいのある方言を交えながら式を進行していきます。
新婦は黒朝(クルチョウ)と呼ばれる薄い着物を被って入場し、式中ではその黒朝をお二人の
肩に掛ける儀式があり、一枚の着物をお二人で着ることで永遠に一緒という意味があります。
王朝時代の儀式ですが、とてもロマンティックですね。
式では三三九度や額に水をつけて祝福する儀式、指輪交換などがあり、中でも誓いの言葉は
お二人らしい心のこもった温かいものでした。
笑顔がいっぱいの集合写真!新郎新婦を囲む皆さんもとても幸せそうです。
披露宴はダブルツリーbyヒルトン那覇首里城の20階にあるスカイビュープラザで行われ、
お二人はガラッと雰囲気を変えて和装姿で臨みました。
和装もとってもお似合いですね。プレゼントされたブーケもとてもゴージャスで素敵です。
会場入り口に飾られたウェルカムボード。TVゲームの「ドラゴンクエスト」を
イメージしたイラストで、弓道をやっている敦さんは弓を持ち、薬剤師の舞子さんは
回復できそう=魔法の杖を持っているそうです。何でも治してくれそうですね♪
ゲーム好きのお二人なので、会場の大型スクリーンではゲーム風に作られたBRIDAL QUEST
を放映しました。前撮りした洋装姿で歓迎の挨拶です。
「酒合わせの儀」
本来は水合わせの儀ですが、記念に残るということでお二人で琉球ガラスの甕に
泡盛を注ぎ合わせることにしたそうです。別々の環境で育ったお二人が、それぞれ
の家風の違いを乗り越えて一つになり、お二人で新たな家庭を築いていけますように
という願いが込められています。
ちなみにお酒は瑞泉でした!
弓道を7年間やっている敦さんが披露してくれた「巻藁射礼(まきわらじゃれい)」という
儀式。
お正月や稽古始め、弓の儀式の前に行われる一番格式の高い射礼といわれています。
とても凛々しい立ち姿ですね。
大好きなおばあ様に花束をプレゼントする舞子さん。
可愛いお孫さんの結婚式に参加されたおばあ様にとっても最良の日になったことでしょう。
コロナ禍の厳しい状況を乗り越え、とても強い絆で結ばれた敦さんと舞子さんに
エールを送ります。末永くお幸せに~!
お二人に私の好きな言葉を贈ります。
「嬉しさは 縁ある人と結ばれて 朝な夕なに 交わす言の葉」
モード・マリアージュ(真喜志)