
猛暑日が続く7月2日、世界遺産の識名園で宮廷結婚式が行われました。
参列者の方々はかりゆしウェアで涼しげでしたが、新郎新婦は琉装、
ご両家のお母様は黒留袖という装い。暑さを考慮して紅型打掛は
芭蕉布の夏物紅型、黒留袖も夏物の絽を着ていただきました。
それにしても新郎新婦は琉装がとてもお似合い。
特に花嫁さんは紅型もからじ結いもしっくりとなじんで、まるで王朝時代の
王妃のような華やかさと上品さが漂い、思わず見とれてしまいました。
黒朝を被って入場する花嫁。張り詰めたような凛とした雰囲気です。
宮廷結婚式では古式にのっとり、女性の司式者が式を執り行います。
入場の際に被ってきた黒朝をお二人の肩にかける儀式や、ご両家から持ち寄った
水を額につける儀式は沖縄独特のものです。
結婚指輪の交換に引き続き「房指輪」の贈呈を行いました。
これは沖縄独特のもので、昔嫁いでいく娘に末永く幸せになってほしいという願い
を込めて親から贈られた、7つの飾りのついた指輪です。
幸せな家庭を築いていこうと思います、と後日いただいたお二人からの手紙に
したためられていました。
新郎の真さんと新婦の知美さんに、モードからエールを送ります。お幸せに~~~~。