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琉球の風に吹かれて・・・王朝文化と現代の文化が融合した素晴らしい結婚式を
ご紹介しましょう。

挙式は世界遺産の識名園で行われました。
ガジュマルの木の下を仲良く御殿へ向かうお二人。いい雰囲気。ラブラブ!
それにしても琉装がとってもお似合い! どうです、この新郎さんの ”どや顔”

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沖縄では古来より女性が式を執り行ってきたという経緯があり、宮廷結婚式でも女性の司式者が情緒豊かに式を行います。古典音楽が演奏される中、式はゆったりと進行していきます。

新婦は黒朝(クロチョウ)と呼ばれる薄物を被って入場します。
これがとても神秘的な雰囲気なんです。

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沖縄独得の儀式のひとつ、スディヌチャーシーの儀。入場の際に新婦が被っていた黒朝を
お二人の肩に掛ける儀式で、一枚の着物を二人で着ることで永遠に離れない、という意味
があります。とってもロマンティックですね。
もうひとつは、ウビナディーの儀。おふたりの額に水をつける儀式で、水によって縁を結ぶ
という意味があります。

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宮廷結婚式を裏で支える三線、琴、横笛の古典音楽演奏家たち。
全員琉装の正装で臨みます。

おふたりの結婚指輪は金細工またよし七代目の又吉健次郎さんの手になるもの。
本結びの指輪はおふたりの出会いと絆を表しているようです。

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披露宴会場になったのは、王家にゆかりの御庭を有するレストラン”ラ・フォンテ”。
夜のとばりが降り暗くなった庭の奥から、ほのかな照明に映し出されてお二人が入場!

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いよいよ披露宴の始まりです。

「今日のこの嬉しさを何にたとえよう・・・」と宴を寿ぐ ”かじゃで風” は沖縄の披露宴では欠かせない踊り。
今回は新郎新婦が仕事で関わった映画関連のメンバーが出演して,華を添えてくれました。

*地方は芸大OBのメンバー
*組踊”花売りの縁”で猿の出るシーン

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多方面の方々と幅広い交流のあるお二人の友人代表は、ナント!マリリン・モンローならぬ
マリリン・朦朧(モーロー)さん、ご近所のハリウッドから駆けつけてくれました。
お色気たっぷり、ユーモアたっぷりのスピーチに会場は大盛り上がりビックリマーク

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さて、ウェディングケーキの代わりに登場したのは、沖縄風クロカンブッシュ!
今回はサーターアンダギーのタワーと銘打ち、かの有名な「安室のサーターアンダギー」を大量に持ち込み、お友達がせっせと積み上げていました。
仕上げにあかばなぁの花やリボンで飾られたタワーにご満悦のおふたり。ニコニコ

そうそう、引出物もサーターアンダギーでした~。

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宴も中盤にさしかかり、いよいよお色直しでの再入場です。おふたりの満面の笑みを
ご覧ください。招待客も新郎新婦も共に楽しんでいる様子が伝わってきます。

そして宴の締めくくりは、やはり「カチャーシー」、踊れる人も、そうでない人もそれなりに
自己流で楽しめるのがカチャーシー。祝う気持ちを表現できる最高の踊りです。

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楽しい宴もいつかオヒラキとなります。新婦さんのご両親の嬉しそうな顔が印象的です。

謝辞のシーン、色々なことが頭の中を去来したのでしょうか、感に堪えないように何度か
絶句した新郎さん。お友だちの中から「ガンバレ!」と励ましの声がかかりました。

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最後に改めておふたりのご紹介を・・・。
最近新聞で紹介された「うんじゅぬ花道」という組踊の継承を映画化した監督が、何を隠そう
新郎新婦のお二人なんです。ご夫婦で監督というのも素晴らしいですね。

披露宴会場では映画「うんじゅぬ花道」が上映されました。

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自分たちの道を見詰め「よし、やっていこう」と思えたらいい、とインタビューで答えているのが
印象的です。
今、両監督に「うんじゅぬ花道」は?と聞かれたら、さぁ何と答えましょう。
これまで歩いてきた道をじっくりと見詰め直すいい機会かもしれませんね。

今回、素晴らしいシーンの数々を撮影してくれたのは、新進カメラマンの井川沙織さん。
とってもチャーミングな女性です。

 

山城両監督!今後の映画も期待していますよ~。チョキ
月並みですが、オ・シ・ア・ワ・セ・ニ!

モード・マリアージュ
☎098-885-1003

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